幸せについての備忘録 「2つの恐怖からの解放」その1

『幸せについての備忘録 「2つの恐怖からの解放」その1』
もし、あなたが胸を張って「自分は幸せだ」と言えず、
過去の失敗に捉われているのであれば、
幸せとは何かを考え、
自分自身と幸せを照らし合わせることだけでも、
精神的苦痛から解放されることができるでしょう。
 
私は過去に、
お悩み相談の仕事をしていたことがあります。
多くの方が私の元に相談に来ましたが、
現代社会を生き抜く彼らには、
以下のような特徴がみられました。
 
まず、彼らの多くは「幸せとは何か」という
自分なりの答えを、持っていませんでした。
 
彼らは、幸せの正体を理解していないため、
そもそも自分は幸せかどうかということさえも、
自分なりに判断することさえできません。
 
人間は不完全な情報を前にすると、不安に駆られます。
これは死などの恐怖から逃れるために、
宗教などの神秘を暴こうと、
科学に向き合ってきた人類の過去を
振り返ってみても分かることです。
 
つまり「幸せとは何か」という自分なりの答えを
持っていないことそのものが、
彼らを恐怖の暗闇へと、引きずり込んでいるのです。
 
次に彼らは、多くの場合、
自分の身の回りで起こった過去の出来事を、
否定的なものとして捉える傾向が強いように思えました。
 
物事は常に中立的な立場にあります。
 
「お金が盗まれた」
 
この事実はニュートラルですが、
物事のどの側面をみるかによって解釈が変わってきます。
 
「お金が盗まれたが、命に別状はなく幸せだ」
 
「お金が盗まれ、借金を抱え不幸せだ」
 
どちらの解釈をしようとも、その人本人の自由ですが、
殆どの人が物事を悲観的に考え、
「失敗」というレッテルを貼ってしまいます。
 
なぜなら人は、危険回避のために「失敗」を元として、
記憶を生成していく生き物だからです。
 
結果、彼らは過去の多くの失敗の上に、
現在の自分があると解釈するようになるのです。
 
 
 
彼らは2つの辛い思いを
背負いながら生きているのです。
 
1つ目は幸せへの無知からくる恐怖、
2つ目は多くの過ちが
今の自分を形成しているという恐怖です。
 
そしてもし、あなた自身が例外なく、
彼らと同じような問題に日々悩まされているのであれば、
あなたは次の2つのステップを踏むことによって、
幸せを掴むことが出来るでしょう。
 
なぜなら、以下2つの提案には、あなたの心の中にある
2つの恐怖を取り除く力があるからです。



(続く)



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「美しく、生きよう。」

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